ここはあるゲーム会社の会議室

近々新しくリリースされる格闘ゲームの内容についての企画会議が行われていた

リーダー「では、次は主人公の必殺技を決めたいと思います。何か意見のある方はいますか？」

闇より生まれし魔王の子孫(自称)「はい！」

リーダー「はい、内田君」

闇より生まれし魔王の子孫(自称)「その名前で呼ぶのは止めて下さい。内田たけしと言う人間は既に死にました。今の私は闇より生まれし魔王の子孫であり、名前はダークグランド…」

リーダー「内田っ！早くしなさい！」

内田「はい…。まず主人公が両手を上に上げて、大気中の炎のマナを手のひらに集めます。そしてそれを体内の気と混ぜ合わせて、相手に向けて放つと言うのはどうでしょう？名付けて爆炎フレイムシャインブラスターとか豪炎バーニングスターブラ…」

リーダー「却下！非科学的です。」

内田「はい…。」

理系Ａ「体を一回転させて、裏拳を繰り出すのはどうでしょう？体の回転により遠心力が加わり、威力が上がるので必殺技として合理的かと。」

リーダー「良いですね。それにしましょう。」

理系Ａ「ありがとうございます。」

リーダー「では技の名前はどうしましょう？」

内田「はい！アルティメットサイクロンナックルはどうでしょう？」

リーダー「却下！長い！」

理系Ｂ「強攻撃①で良いのでは？」

リーダー「では、強攻撃①で決定します。」

全員「はい」

リーダー「必殺技なのでもう１つくらい欲しいですね。バリエーション的にも。」

理系C「相手の首を狙って蹴りを放つのはいかがでしょう？」

リーダー「良いですね。首は人間の急所と言えますからね。では名前を決めましょう。」

内田「はい！スターダストホーリーウルトラスピンキックはどうでしょう？」

リーダー「却下！長い！」

理系D「強攻撃②で良いのでは？」

リーダー「では、強攻撃②にします。」

全員「はい」

内田(ふっ…。やはり私の崇高な考えは一般人には理解出来る訳ないか…。)

リーダー「では次に主人公のライバルキャラの必殺技を考えましょう。」

内田「はい！右の拳で大地を突くと大地の神ガイアの力が発動し、地面から出て来たダイヤモンドのトゲが相手を突き刺すのはどうでしょう？その名もダイヤモンドインパクトガイアブレー…」

リーダー「長いし、非科学的なので却下！」